2014/01/13

【注】この記述は、あくまでも個人的な印象です。これによって、あなたのいかなる安全などを保証するものではありません。




2014年1月13日、「バンコク・シャットダウン」と称して、反タクシン元首相派組織「人民民主改革委員会」が、バンコクを「封鎖」すると主張して大規模デモを行っており、もちろん、こちらタイのテレビ局でもその様子はライブで刻々と報道されている。


自分は日本のテレビを見ることができないので、どのような報道がされているのかはインターネットのニュースを通じてしか知ることができないのであるが、そちらでもかなり大きく取り上げられているのではないだろうか。


自分が滞在しているタイ北部の街チェンマイは、現在の首相のインラック、そして人民民主改革委員会が親の仇のように憎んでいるその兄、タクシン・チナワットの出身地(実際はチェンマイから東に15kmほどのサンカムペーンという街)であることから、バンコクのような反タクシン派の活動はまったく行われておらず、逆に「親タクシン」と言える「スア(服)・デーン(赤)=反独裁民主戦線」の人々が市内中心部で集会やデモ行進を行う、と言われていた。


今日の午後、たまたま市内にバイクで出かける用事があったため、お濠の周囲を回ってどうなっているのかをこの目で確かめてきた。




大規模な集会が行われる、と言われているターペー門の様子

バンコクで反タクシン派が首都機能マヒ活動を行っている2014年1月13日のチェンマイのターペー門広場の様子(1)


バンコクで反タクシン派が首都機能マヒ活動を行っている2014年1月13日のチェンマイのターペー門広場の様子(2)


バンコクで反タクシン派が首都機能マヒ活動を行っている2014年1月13日のチェンマイのターペー門広場の様子(3)




警察のピックアップトラックが2-3台停車して警察官もいるが、集会、といっても誰かが演説をして集まっている人たちがシュプレヒコールをあげるわけでもなく、みんなそれぞれが日陰に座り込んでおしゃべりに興じている。


2枚目の写真でわかるが、タイではお葬式など人が集まりところに必ず出没する屋台も出ており、外国人観光客も広場を大勢歩いていて、まったく緊迫した様子は見受けられない。




お濠の南辺、ほぼ真ん中付近にあるチェンマイ門広場の様子

バンコクで反タクシン派が首都機能マヒ活動を行っている2014年1月13日のチェンマイのチェンマイ門広場の様子(1)


バンコクで反タクシン派が首都機能マヒ活動を行っている2014年1月13日のチェンマイのチェンマイ門広場の様子(2)




ここでは、誰かが拡声器を使って演説を行い、それに合わせて人々が声をあげていたが、やはり差し迫った様子はまったくなく、人々も車もごくごく普段と同様にその脇を通り過ぎていた。


ただ、赤い旗を立てたピックアップトラックを中心とした自動車が車線をふさいで停止していたため、その手前のスアンプルン門の先あたりから、かなりの渋滞になってはいたが。




家に帰ろうと思い、お濠を回って西側の真ん中ほどにあるスワンドーク門近くに来たら、歩道を練り歩いていた「赤服派=反独裁民主戦線」の人々に遭遇した

バンコクで反タクシン派が首都機能マヒ活動を行っている2014年1月13日のチェンマイのスワンドーク門近くのデモ行進の様子(1)


バンコクで反タクシン派が首都機能マヒ活動を行っている2014年1月13日のチェンマイのスワンドーク門近くのデモ行進の様子(2)


バンコクで反タクシン派が首都機能マヒ活動を行っている2014年1月13日のチェンマイのスワンドーク門近くのデモ行進の様子(3)




一番下の写真では「2月2日(選挙の投票日)は、私たちは投票する!」と書かれたプラカードを持った人が見える。


写真でも伝わると思うが、やはりまったく緊張感はなく、ほかの外国人観光客がカメラを向けるとVサインをしたりしていた。




ここまで来たので、スアンドーク門のすぐ近くにある「赤服派=反独裁民主戦線」の本拠地と呼んでもいいだろう、グランドワローロット・ホテルにも行ってみた

バンコクで反タクシン派が首都機能マヒ活動を行っている2014年1月13日のチェンマイのタクシン派の拠点、グランドワローロットホテル前の様子




こちらは、これから道路を封鎖して大規模な集会でも行うのだろうか、トラックが道路をふさぐようにして駐車して、資材などを降ろしていた。




ちなみに、2010年の騒動の時には、ここはこんなカンジになった

【注】現在の様子ではありません!!

2010年にタイで起きた大規模騒乱の時のチェンマイ市内のタクシン派の拠点、グランドワローロットホテル前の様子




ここは、お堀の中の旧市街の真ん中、チェンマイの主要な観光スポットのひとつである、ワット・プラシンの真裏にあり、旅行者にとってもまったく無関係な場所ではない。



チェンマイ門で行われていた演説では、デモ参加者は街の北西部郊外にある700年記念競技場に集まろう、というようなことを言っていた。


もしそうだとすれば、旅行者が行くような場所ではないため、多少は安心できるかも。


しかし、現在はこのようなのどかな雰囲気だがいつ状況が変わるとも限らないので、観光の際、もし赤服の人たちの集団などを見かけるようなことがあったら、近づかないほうが賢明だろう。




帰りの道すがら、ふと道沿いを見ると、2月2日に行われる予定の選挙の候補者のポスターが

バンコクで反タクシン派が首都機能マヒ活動を行っている2014年1月13日に、チェンマイ市内の大通り沿いに出ていた2月2日に実施予定の選挙の立候補者のポスター




この候補者はタクシン派なのだろう、インラック現首相の写真が一緒に出ている。



果たしてこの先タイにはどのような運命が待ち構えているのか、一介の外国人には知る由もないが、この国のすべての人々、そして自分のような者も安心して幸せな時間が過ごせるようになってほしいと祈らずにはいられない。










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