2017/04/06

およそ30年ぶりにソンクラーの古い街並みを見るという当初の目的も無事に終え、あとはチェンマイに戻るだけとなった。


が、予約したTG(タイ国際航空)のバンコク経由チェンマイ行きのフライトは、ハジャイを午後4時発のため、ホテルをチェックアウトしたらしばらく時間をつぶさなければならない。


かといって、めぼしい観光スポットのないハジャイの街では行くところもなく、さてどうしたものかとしばらく考えていたのだが、とりあえず無料で座れる場所はあるだろうし、飲み物とかを簡単に買ってボーッと時間もつぶせるだろうと、鉄道駅に行ってみることにした。


タイの鉄道駅というと、街の中心部からはずれたところにあることが多く、運行している本数も少ないのでわざわざ行くような場所でもないのだが、ハジャイの駅は街のど真ん中近くにあってアクセスするのは簡単だった。


泊まっていたホテルをチェックアウトして荷物を預かってもらい、徒歩で駅へと向かう。







ハジャイの鉄道駅全景

タイ南部最大の都市、ハジャイの鉄道駅(1)




中央の部分はタイの国旗の色に塗り分けられていた

タイ南部最大の都市、ハジャイの鉄道駅(2)




ハジャイの街の中心部でも南部のイスラム過激派によるテロが起きていた頃は、確かハジャイの駅もその標的になって被害を受けたこともあったと思うのだが、今はあまりその心配がないのか非常にノンビリした雰囲気で警備もとくに厳重ということはなかった。


駅前周辺はどうなっているのかと思い、すぐに駅舎には入らずに線路に沿うような形で少し歩きだしたところ、おもしろいものが目に飛び込んできた。




小さな蒸気機関車である

タイ南部の都市、ハジャイの駅前にある日本の蒸気機関車(1)


タイ南部の都市、ハジャイの駅前にある日本の蒸気機関車(2)


タイ南部の都市、ハジャイの駅前にある日本の蒸気機関車(3)


タイ南部の都市、ハジャイの駅前にある日本の蒸気機関車(4)


タイ南部の都市、ハジャイの駅前にある日本の蒸気機関車(5)




軽便鉄道で使用されるような小さな蒸気機関車ではあったが、定期的に塗装などのメンテナンスを行なっているのか非常にきれいな車体であった。


自分は鉄ヲタでもないので「ふーん」と思いながらまた歩き出そうとして何気なく車体の脇についていたプレートを見てビックリしてしまった。




何と、この蒸気機関車は日本製だった

タイ南部の都市、ハジャイの駅前にある日本の蒸気機関車(6)




福島にある「KYOSAN KOGYO」という会社が製造したらしく調べてみたところ、ウィキペディアに詳しい企業説明が載っていた。


それによれば


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協三工業株式会社(きょうさんこうぎょう)は、福島県福島市にある日本の鉄道車両メーカー、鋼構造物メーカー。

2013年(平成25年)現在、日本国内で蒸気機関車を新製可能な唯一のメーカーである。

日中戦争開戦後に軍事用としての小型蒸気機関車の需要増を見込んで設立された新興機関車メーカーのひとつで......<中略>......最初の機関車は海軍横須賀施設部に納入されている。

このような新興メーカーのほとんどは太平洋戦争終結前後に廃業あるいは業態転換したが、協三工業は森林鉄道、専用鉄道、土木工事用鉄道などで使用する小型蒸気機関車の製造を続けた。


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とのことであった。


何と、今でも蒸気機関車を作っているのね。


この車体が活躍していたのは1950年から1965年の15年間だったようだが、1950年といえばまだ第二次世界大戦が終わって5年あまり。


当時のハジャイはどんな様子だったのだろうか......


もっとも、この蒸気機関車が使われていたのはハジャイではなくイサーン(東北地方)のコラート(ナコンラーチャシーマー)であったようだが。


ともあれ、思わぬ発見のあったハジャイ駅で時間をつぶして、チェンマイへの帰途についたのだった。











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