2018/01/06

今回、昨年に引き続いて2年連続でメーサローンを訪れることになった大きな目的のひとつは、当地で聞き茶を楽しんでお茶の葉を買うことだった。


昨年は1人旅だったので村をウロウロしてサクッとランチを食べただけだったのだが、今回はカミさんと2人で彼女がもともと「日本にお茶の葉を買って帰りたい」との希望があったのと、ちょうどチェンマイの自宅のお茶の葉のストックもなくなりかけていたので、「じゃあ、まったりと聞き茶でもしようか」ということで意見が一致した。


村の風景のブログ記事でもちょこっと触れたが、国民党の落人村であるメーサローンはそのつながりで台湾からお茶の苗木の寄贈をたくさん受けていたそうで、自分が初めて訪れた30年前でも栽培が行われていた。


が、それは極めて細々とした規模でどちらかというと自家消費分くらいにしかならないのでは、という感じだった(30年前はケシを栽培したほうが儲かった?)が、今では村へと続く山々は中腹ぐらいからどこを見てもお茶畑が広がっている。


そして村の中には、摘み取ったお茶の葉を店先に広げて乾かしつつ製品も売るような店が一体何軒あるのだろうか、というくらい並んでいて、もはや村最大の産業となっている感がある。


お茶目あてで来たのではくても、「せっかくメーサローンに来たのなら、やっぱりお茶くらい買ってくか」と思わざるを得ない雰囲気なのだ(笑)


さて、メーサローンには非常にたくさんのお茶屋さんがあるのは昨年来てわかっていたのだが、いざ実際に聞き茶をして葉を買うとなると、まったくあてがない。


そこで、今回の旅行で色々とお世話になった、チェンラーイで旅行会社を経営する当地の事情に詳しいお友達にたずねてみたところ、「國琴商店」というところをご紹介いただいた。








大きなキロメートルポストのオブジェがある村の中心からほんの少しだけ国道1130号線を南方向に進んだところに店はある。




漢字で「國琴商店」と書かれた看板が目印だ

タイ最北部にある中国国民党の落人村メーサローンのお茶の店、國琴商店(1)




商店といっても、外観は普通の家にしか見えないかも

タイ最北部にある中国国民党の落人村メーサローンのお茶の店、國琴商店(2)




中に入ると、お茶やお茶うけなど商品がたくさん並んでいる

タイ最北部にある中国国民党の落人村メーサローンのお茶の店、國琴商店(3)


タイ最北部にある中国国民党の落人村メーサローンのお茶の店、國琴商店(4)




が、せっかくここに来て、買い物をするだけではつまらない。




店の中に聞き茶の道具が置かれた場所があるのでその前に陣取る

タイ最北部にある中国国民党の落人村メーサローンのお茶の店、國琴商店(5)




すぐに、店主の女性が「やあやあ、よく来たね」と出迎えてくれた

タイ最北部にある中国国民党の落人村メーサローンのお茶の店、國琴商店(6)




お友達から聞いていたアマー(台湾語で「おばあちゃん」という意味)だ。


まず初対面の挨拶をしてから聞き茶を始める前に、どこから来たのか、何でタイ語が話せるのかなど質問されたりしてしばらく雑談を交わしたのだが、アマーの話すタイ語はかなり訛っている。


チャーオカオ(山岳民族)が話すタイ語のような感じなのだ。


もしかしたら、普段の会話ではタイ語を使っていないのかもしれない。


もっとも、こちらのタイ語だって発音は相当いい加減なはずなので、お互い第二外国語(?)同士でコミュニケーションするうえではまったく問題はなかったのだが。


そのうちにやかんに入れた水が湧いて、いよいよ聞き茶の始まりだ。




アマーは慣れた手つきでお茶を淹れ始める

タイ最北部にある中国国民党の落人村メーサローンのお茶の店、國琴商店(7)


タイ最北部にある中国国民党の落人村メーサローンのお茶の店、國琴商店(8)




お茶を淹れている間も、ずっとメーサローンの村や人々のこと、そしてお茶について話をしてくれる。




聞茶杯をかぶせた茶杯が目の前に置かれた

タイ最北部にある中国国民党の落人村メーサローンのお茶の店、國琴商店(9)




この、聞茶杯を持ち上げて香りをかぐまでが、自分にとっては最も好きな時間だ。


自分とカミさんは、現役時代はチェンマイに来れないような短い連休があるとたいてい台南(台湾)に行っていて、そこでもさんざん聞き茶をしていたので多少作法を知っていたり、お茶についての知識があった。


話の中でお茶のこと少しわかっている客が来たと思われたのか、アマーは一番最初に店で一番いいお茶を淹れてくれた。


が、何とそれはメーサローンで作ったものではなく、ミャンマーから来たものだという。


アマーの話では、メーサローン周辺では長年お茶の栽培を続けた結果土地がやせてしまい、今では上質の茶葉が採れなくなっているらしい。


なので、ミャンマー側の人々にお茶を作らせてここに運んできているとのこと。


メーサローンのお茶についての、意外な事実であった。




自分はこの本で中国茶について学びました





店員のアカ族の女性が、お茶うけを出してくれた

タイ最北部にある中国国民党の落人村メーサローンのお茶の店、國琴商店(10)


タイ最北部にある中国国民党の落人村メーサローンのお茶の店、國琴商店(11)




まず最初は3種類のお茶を聞いたのだが......

タイ最北部にある中国国民党の落人村メーサローンのお茶の店、國琴商店(12)




アマーが「あれを飲め、これを飲め」とどんどん淹れてくれる

タイ最北部にある中国国民党の落人村メーサローンのお茶の店、國琴商店(13)




お茶うけも、どんどん追加で出て来る。




3種類が5種類になり......

タイ最北部にある中国国民党の落人村メーサローンのお茶の店、國琴商店(14)




5種類が7種類になり......

タイ最北部にある中国国民党の落人村メーサローンのお茶の店、國琴商店(15)




この後さらに追加が出てきて、最終的に10種類くらい聞き茶をしただろうか。


もう途中からどれがどれだかわからなくなってきてしまい、前に飲んだお茶をまた飲み返したりもした上に、お茶うけもパクパクつまんだものだから、もうお腹はいっぱいである。


平日でほかにお客さんがいなかったこともあり、結局3時間近く聞き茶を続け大量のお茶を買いこんだのだった。


最後に店を出ようとしたら、アマーから「これを持って行きなさい」とおまけのお茶までいただいてしまった。


「来年また来るから、元気でいてね」と別れの挨拶をして、店の前に止めておいた車に乗り込んだのだった。


本当だったら、聞き茶のあとは雲南料理レストランでランチ、と思っていたのだが、お腹にとてもその余裕はなくなっていた(^^;






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