2018/01/04

チェンマイで新年を迎えるようになった20年以上のうちここ近年の10年くらいの元旦の朝は、市内やや北部にあるサンティタムという地区のロータリーで行われるタムブンに参加している。


タムブンは、「タム(積む)」、「ブン(功徳)」という意味で、日本語では積徳行と訳されるようだ。


自分がタイを理解するためによく利用している「タイ事典」という本によれば、



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タイにおける実践仏教の中核をなす観念。<中略>>ブンが多いことは、現生的幸福をもたらす原因である。<中略>大方の仏教徒は、あらゆる機会をとらえて自己のブンを増やすことによって幸福を増進しようと努める。タムブンの形態には、僧侶に対する食事の供養、寺院の維持・修復や建立のための金品の寄進、労力奉仕などがある。


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とのことである。







前日の大晦日は年越しパーティーをしていていたのだが、翌日の朝もこのパーティー会場になっていた家の友人と一緒にタムブンに参加することになっていたので、その合間に家の中で翌日の準備をする。




タムブンでお坊さんの鉢に入れる飲食物

2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの準備(1)




それを末尾が縁起のよい9になるよう19袋作る

2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの準備(2)




ちなみに、中に入れているのはインスタントラーメン以外はお菓子や甘い飲み物なのだが、これはお坊さんたちが食べきれなかった分は、この2週間後(1月の第2土曜日)にある子供の日に孤児院などの恵まれない子供たちにお寺からプレゼントするので、そちらに回ってもいいようにそうしている。


前日の夜中1時すぎまでパーティーをして自宅に戻ったためかなり眠かったのだが、朝6時前に起きてシャワーを浴び(タムブンに参加する時は最低顔を洗ったほうがよい。酒気帯びなどはもってのほか)、バイクに乗って会場へと向かう。


ロータリー近くの路上の適当な場所にバイクを止め、友人に電話をして落ち合った。




着いたのが儀式開始の15分くらい前だったため、もう人がいっぱいだ

2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの様子(1)


2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの様子(2)


2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの様子(3)




これでも、はっきりとわかるくらい年々参加者が減っている。


そりゃ今の時代、若い人たちに「来世がよりよいものになるよう徳を積む」って言ったって説得力がぜんぜんないだろうから、葬式などのイベントはともかくこういう自発的な宗教行事にはもう参加しなくなっているのだろう。




友人と雑談したり顔見知りと新年の挨拶をしていると、通りの向こうから坊さんがやって来た

2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの様子(4)




ロータリーの中心をぐるりと取り囲むように置かれたイスに座る

2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの様子(5)


2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの様子(6)




読経が始まるまでの間、寺男(?)が喜捨を集めて回る

2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの様子(7)




しばらくして、読経が始まった

2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの様子(8)




人々も読経中は手を合わせ、時には一緒に経を唱える

2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの様子(9)




読経が終わると人々は立ち上がり、真ん中を開けて列を作る

2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの様子(10)




僧侶たちがこの間を鉢を持って通り、人々が鉢に供物を入れるのだ。




子供も供物を持って並ぶ

2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの様子(11)




托鉢中のお坊さんは裸足だが、供物を入れるほうも裸足だ

2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの様子(12)




しかし、コンクリートは冷たいので、脱いだサンダルの上に足を乗せるという人も大勢いる(笑)


もしかしたら、足が汚れるのがイヤだというのもあるかもしれないが。




やって来る坊さんにサイバート(直訳すると「鉢に入れる」)する(一番上は動画)



2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの様子(13)


2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの様子(14)


2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの様子(15)


2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの様子(16)


2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの様子(17)




動画をご覧いただければわかると思うが、けっこう雑然とした雰囲気の中で行われるので、厳かさとか風情とかとはまったく無縁の世界である。



自分の持って来た供物を鉢に入れ終ると、まだタムブンが続いていようがお構いなしに人々はロータリーを離れていく。


そこにいても何の徳も積めないので、当然だ。




なので、最後のほうはこんな風になる

2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの様子(18)




イスやテーブルもどんどん撤収だ

2018年1月1日の朝のチェンマイ市内での新年特別タムブンの様子(19)




あっという間に、ロータリーはバイクや自動車が騒々しく行きかう、普段の表情を取り戻していった。


しかし、元旦の朝にこういう行事に参加すると、やっぱり気分がいい。


今年1年も、チェンマイ生活が健康のうちに楽しく送れるといいなあ(^^)









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