2018/03/19

やって来たお坊さんは総勢10数人で、少年ではないかと思わせるくらい若い方から60歳をとうに過ぎていると思われる方まで、幅広い年齢層だ。


全員が母屋の中に入って行く。


しばらくすると、読経が始まった。


本当は一連の様子を写真か動画で撮影したかったのだが、前回の記事で紹介した通りあまりに大勢の人が参列していて母屋まで近づくことができず断念した。







座っていた場所で読経の間は手を合わせる

チェンマイ県南部のサンパトーンの街の郊外で行われた葬儀の様子(16)




読経中でも日本の葬儀のようにシーンとはしておらず、隣の人とちょっとおしゃべりしたりして割と自由な感じだ。


読経が終わり、結構長い時間アイドルタイムが続いた。


たぶん、母屋の中では儀式かが行われていたりしたのだろうが、様子がさっぱりわからないで周りにいる人と雑談したりして過ごした。




しばらくすると、テーブルに食事が運ばれてきた

チェンマイ県南部のサンパトーンの街の郊外で行われた葬儀でふるまわれた食事(1)




長いアイドルタイムは、もしかしたらこの食事の支度をしていたのかもしれない。


昔は、葬儀の時は近所の人などが総出で料理を作りふるまっていた(寺院内にそれ用のスペースがある)のだが、そうしたやり方は減ってしまっていて、チェンマイ市内の葬式だとケータリングを利用することが多いらしい。


通夜だと、最近の自分の経験ではドライケーキやパックのジュースが入った紙箱をポンと渡されることがほとんどだ。


以前は、お粥や麺などの軽夜食が出ることが多かったと思うのだが......タイも変わりつつあるということだよね。


しかし、ここはまだそうした都市化の波が来ていないのか、ケータリングではなさそうだ。


料理は、北タイ料理と普通のタイ料理のミックスになっている。




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軽く干した魚を揚げたもの(プラーデート・ディヨウ)

チェンマイ県南部のサンパトーンの街の郊外で行われた葬儀でふるまわれた食事(2)




ナムプリック・ターデーンと茹で野菜

チェンマイ県南部のサンパトーンの街の郊外で行われた葬儀でふるまわれた食事(3)




ターデーンは「赤い目玉」という意味だが、これはビニールで丸くくるんで売られていることからこの名前がついている。




ルークチン(つみれ)などが入った中華風澄ましスープ

チェンマイ県南部のサンパトーンの街の郊外で行われた葬儀でふるまわれた食事(4)




ゲーン・ハンレー(豚三枚肉の北タイカレー)

チェンマイ県南部のサンパトーンの街の郊外で行われた葬儀でふるまわれた食事(5)




出たのは北タイ料理ばかりではないが、主食はやはりカーオニヨウ(もち米)だ

チェンマイ県南部のサンパトーンの街の郊外で行われた葬儀でふるまわれた食事(6)




みんなでワイワイおいしくいただきます(^^)

チェンマイ県南部のサンパトーンの街の郊外で行われた葬儀でふるまわれた食事(7)




食事の後には、デザートのアイスクリームも出てきた

チェンマイ県南部のサンパトーンの街の郊外で行われた葬儀でふるまわれた食事(8)




このピカチュー、間違いなくパチモンだよね(笑)




食事が終わって一息ついていたら、お坊さんが家のほうから出てきて棺の乗せた山車の前で親族などとともに短い読経をした。




線香や花とともにサーイシン(聖糸)を持っている

チェンマイ県南部のサンパトーンの街の郊外で行われた葬儀の様子(17)




読経が終わると、お坊さんたちは山車を先導するようにして家の外に向かった。




火葬場に向かうようだ

チェンマイ県南部のサンパトーンの街の郊外で行われた葬儀の様子(18)




お坊さんたちはソンテオ(乗り合いピックアップトラック)に乗り込む

チェンマイ県南部のサンパトーンの街の郊外で行われた葬儀の様子(19)




火葬場までの行列を先導するのは警察の車(アルバイト)だ

チェンマイ県南部のサンパトーンの街の郊外で行われた葬儀の様子(20)




自分は火葬場まで行って葬儀の最後まで付き合うつもりでいたのだが、一緒に来た人たちが「帰ろう」と言うので、ここで離脱することになった。


ところが実は、後日知り合いから「火葬場で何度もあんたの名前が呼ばれたのに、いなかったの?」と言われてしまった。


火葬場で棺に火をつける前に花や線香を備える儀式があり、参列者を代表して名前を呼ばれた人が参加するのだが、前回の記事にも書いた通り葬儀に外国人が参列しているというのは一種のステイタスになるので、この儀式の時にいきなり指名されたことが何回かある。


今回もどうやらその役目を果たせということで名前が呼ばれたようなのだが......申し訳ないことをしてしまった。


「事前に言ってよー」と思うのだが、タイではこういのは前振りがないのが普通なので、しかたがない。


ともあれ、久しぶりに昔ながらの雰囲気を残したタイの葬式に参列して、不謹慎な言い方だがちょっとうれしかった。






by カエレバ



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