2018/04/25

スコータイ王朝の史跡を訪ねる3年越しの旅行も、今回のピチットで無事コンプした。


が、ピチットはそれまで行ったスコータイ本体シーサッチャナーライカムペーンペットと比較すると見どころが非常に少なく、あっという間に終わってしまった。


多少の物足りなさを感じながらピサヌロークに戻り、夕食を取りながらカミさんと色々と話をしていたらどうも彼女も同じように感じていたようで、「このまままっすぐチェンマイに帰るのはやめて、どこかに立ち寄ってもう1泊してからにしようか」ということに急きょ決まった。


ホテルに戻ってガイドブックやネットでリサーチし、ピサヌロークからのドライブも楽しめる今までに行ったことのない場所ということで、今回はミャンマーとの国境の街メーソートをピックアップした。


メーソートは、ピサヌロークから真西に約250km、4時間ほどのドライブである。







ピサヌロークからはほぼ真西に国道12号線を進めばいいのだが、この道はベトナムとミャンマーとを結ぶアジアハイウェイの1号線になっており、これから物流の大動脈となることが期待されているのだろう、道路の拡張整備が猛烈なスピートで行われている。


スコータイからタークまでは、片道2車線、ところによっては3車線のまっすぐな道が続いており、まだ通る車も少ないため快適なドライブであった。


タークからメーソートまでは初めて通ったが、チェンマイの4-5倍はあろうかという雄大な川幅になったピン川を渡るとやはり同じように片側2車線の広々とした道が続いていて、これは予定よりも早くメーソートに着くかなあ、などとカミさんと話していたのだが......


ここから先がなかなかの山道だった。


チェンマイからメーカチャーンへと抜ける国道118号線よりもはるかにアップダウンがきつく、おまけにあちらこちらで道幅を広げる工事が行われていた。


車の量もトラックを中心にピサヌロークからタークまでとは比較にならないほど多くなり、スピードの出ないトラックを抜く場所がないので速度が一気に落ちた。


おまけにある場所では発破作業が行われていて40分以上も通行止めを食らい、両脇ががけに囲まれた何もない場所でボンヤリと開通を待つ、などというめったにできない体験をすることにもなった。


当初は昼過ぎくらいにメーソートに着いて、もしミャンマー料理とか何か変わったものがあればそれでランチしようという計画だったのだが思ったよりも時間がかかってしまった。


お腹も空いてきたし、どこか適当な場所で食事でもしようか......とカミさんと話していたところ、道路脇に偶然タラート(市場)を見つけたので、休憩も兼ねて止まってのぞいてみることにした。




タラート(市場)は「タラート・ドーイ・ムースー」という名前であった




「ドーイ」は山、「ムースー」はラフ族のことである。


「タイ事典」によれば、ラフ族は


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主としてチェンラーイ、チェンマイ両県に住む山地民族。タイ人はムスー(狩人)とよぶ。人口は約2万2000(1973年)で、いくつかのサブグループに分かれる。言語はチベット・ビルマ語族のロロ・ビルマ語派に属し、リス、アカ両語に近い。主生業は焼畑耕作で、山肌を焼き、陸稲、雑穀などを栽培する。豚、鶏などを飼い、祭儀の際に犠牲に供する。家屋は通常高床式で、標高1000m前後の尾根筋に20-30戸から成る村落を営む。


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とのことである。







山岳民族のラフ族の山にあるタラート(市場)ということなのだろう。




タイ北部、タークとメソートの中間の峠道にあるラフ族市場(1)


タイ北部、タークとメソートの中間の峠道にあるラフ族市場(2)




本道と分離帯で仕切られ、駐車スペースもきちんと取られていて「山岳民族が勝手に造りました」みたいなタイ北部の山の中にあるタラート(市場)とは違う。




タイ北部、タークとメソートの中間の峠道にあるラフ族市場(3)




店の前に座り込んで袋詰めをしているラフ族(たぶん)の女の子たち

タイ北部、タークとメソートの中間の峠道にあるラフ族市場(4)




市場の中に入って行く

タイ北部、タークとメソートの中間の峠道にあるラフ族市場(5)


タイ北部、タークとメソートの中間の峠道にあるラフ族市場(6)


タイ北部、タークとメソートの中間の峠道にあるラフ族市場(7)


タイ北部、タークとメソートの中間の峠道にあるラフ族市場(8)




基本的には肉、野菜、フルーツなどの生鮮食料品が多いが、それ以外はサイウア(チェンマイソーセージ)、カーオテン(おこし)やケープムー(豚皮のカリカリ揚げ)などチェンマイ特産品(ブランドも同じ)がほとんどであった。


タイ人はタイ北部を北と南の半分に分け、北をパークヌア・トンボン(上部北タイ)と呼びコンムアンの土地とし、南をパークヌア・トンラーン(下部北タイ)と呼んで区別しており、実際に食文化や生活習慣、言葉も異なっていて、たぶんこの辺の人達はラフ族を含めこういうものは食べる習慣がないと思う。


で思ったのだが、ここはたぶんバンコクからメーソートに旅行に来た人たちがタイ北部=チェンマイ土産を買う場も兼ねているのではないだろうか。


タークはバンコクとチェンマイのちょうど中間付近にあたり、そこから少し山道を入ったメーソートは日帰りはできないにせよ自動車で遊びに来るにはチェンマイに比べたらはるかに簡単だろう。


なので、タイ北部に来たということで、バンコクの人がタイ北部の代表的都市=チェンマイ土産として思い浮かべるようなものもよく売れるのだと勝手に想像してみた。


これからメーソートに泊まるのに生鮮食料品は買えないし(そもそも買う気もない)、市場の中をグルッと歩いてみても食事をとれるようなまともな店が見つからないので、結局何も食べずにメーソートに向かうことにした。




市場の奥からはタイ北部の山並みがよく見えた

タイ北部、タークとメソートの中間の峠道にあるラフ族市場(9)




気を取り直して、再び国道12号線(アジアハイウェイ1号線)へと戻って行った。









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