2018/07/10

この日のランチは、お友達夫妻と日本そばを食べに行った。


聞くところによると、アンナプルナ山系西側を流れるカリガンダキ(川)沿いで採れた実を使って、日本式のそばを出す店がカトマンズにあるという。


自分がアンナプルナ1周のトレッキングをした30年前にもこのエリアではそばが栽培されていて食べることができたのだが、あったのは日本で言えばそばがきのようなもので、そば粉をこねて平たい団子状にしたものを塩と唐辛子だけ入れたスープに浮かべたものだった。


時を経て、そのそば粉がカトマンズに運ばれてきてしかも日本そばになって食べられるというのだから、何か感慨深いものがあるなあ。


お友達の運転する自動車に乗って向かったのは、カトマンズの南東、飛行場やバクタブールを経てチベット国境のコダリへと続くアルニコ・ハイウェイ沿いのバネスワールというエリアだった。


バネスワールの交差点からパタン方面に続く道を少し入ったところにある「サンセットビュー」というホテルの中に店はあった。







ホテルの概観

ネパールのカトマンズにあるレストラン「ヒマラヤ蕎麦処」があるホテルサンセットビュー(1)




なかなか立派なホテルだなあ、と思っていたら、ネパール人男性と日本人女性のご夫婦の経営だそうで、男性の出身地が先に述べたカリガンダキ(川)沿いにある村のトゥクツェ出身なのだそうだ。


ということは、タカリ(族)なのだろう。


で、このホテルのウリとして、トゥクツェ周辺で採れた実をカトマンズに運んで打ったそばを出す店を併設したのだそうだ。


そばを打つのも、やはりトゥクツェ出身のタカリ(族)だそうで、何と日本の長野県戸隠で修業を積んできたという。


ホテルは日本の比較的高級なツアー客が多く宿泊しているらしいが、そうでない安いツアーとかも結構この店でランチをとると言う。


毎食毎食ネパール料理、チベット料理じゃ普通の日本人観光客は胃袋も疲れちゃうから、こういう店は使い勝手がいいのだろう。


「ヒマラヤでとれた実を使った日本そば」っていうのも意外性があってウケがよさそうだし。




ホテルはバグマティ川へと向かって落ち込んでいる斜面に建っている

ネパールのカトマンズにあるレストラン「ヒマラヤ蕎麦処」があるホテルサンセットビュー(2)




斜面の向こう側はパタンの街だ

ネパールのカトマンズにあるレストラン「ヒマラヤ蕎麦処」があるホテルサンセットビュー(3)




このあたり、自分が住んでいた頃は人家もまばらでホテル前を通るカトマンズとパタンを結ぶ道も幅2mほどの未舗装の上、バグマティ川にかかる橋は歩行者しか通ることができずめったに来ることはなかったのだが、今は見渡す限り建物のないところが見あたらない。


わずか30年ほどでこんなにもすごいことになったのにはもちろんそれなりの理由があって、あとでそれを詳しく知ったのだが、それはまた別の機会に書くことにしよう。







かなり広いホテル敷地の中にあったそば店の看板

ネパールのカトマンズにある日本そばレストラン「ヒマラヤ蕎麦処」の看板




ホテル同様、店内も非常にきれいだ

ネパールのカトマンズにある日本そばレストラン「ヒマラヤ蕎麦処」の店内




店のちょっと手前で20人ほどの高齢者中心のトレッキングツアー(ファッションが登山スタイルだった)とすれ違ったのだが、ちょうど彼らが出ていったところで店からは客がいなくなっていた。


席につき、さて注文をすると「さっきの団体客に出したらそばがなくなってしまったので、これから新たに打つので少し時間をください」と言われる。


別に急ぐ用事もないのでOKすると、ガラスの向こう側でそば打ちが始まった。




ネパール人(タカリ(族))がそばを打つ様子が見れてかえってよかった

ネパールのカトマンズにある日本そばレストラン「ヒマラヤ蕎麦処」のそば打ちの様子(1)


ネパールのカトマンズにある日本そばレストラン「ヒマラヤ蕎麦処」のそば打ちの様子(2)




職人は慣れて手つきでそばを打っていく。


顔さえ見なければ(タカリ(族)はモンゴロイドなので顔も似ているのだが)日本人が打っているのとまったく変わらない。


30分ほどだろうか、お友達夫妻と話をしながら待っていたら、そばが運ばれてきた。




これがヒマラヤそば(天ぷらつき)だ!

ネパールのカトマンズにある日本そばレストラン「ヒマラヤ蕎麦処」の料理(1)




見まごうことなく、日本そばだ

ネパールのカトマンズにある日本そばレストラン「ヒマラヤ蕎麦処」の料理(2)




ちょうど、ネパールに来る前に一時帰国した時、偶然にもドライブがてら戸隠にそばを食べに行っていたのだが、そばの品種が違うのかほかの理由なのかわからないが、それに比べるとコシがなくちょっとブツブツと切れる感じ。


それでもちゃんとそばの風味はするし、つゆにつけずこれだけを食べてみたが十分おいしかった。




つゆや薬味もちゃんとしている

ネパールのカトマンズにある日本そばレストラン「ヒマラヤ蕎麦処」の料理(4)




天ぷら

ネパールのカトマンズにある日本そばレストラン「ヒマラヤ蕎麦処」の料理(3)




チェンマイのなんちゃって和食レストランのものよりはるかにまとも(笑)




何と、デザートにはそばようかんまでついてきた

ネパールのカトマンズにある日本そばレストラン「ヒマラヤ蕎麦処」の料理(5)




ホテルの中にあるくらいだから当たり前と言えば当たり前のクオリティなのだが、こんなにまともな日本そばを、しかもネパールで採れた実で打ったものを食べられるのには本当にびっくりさせられた。


と同時に、そばの実が採れたトゥクツェをはじめカリガンダキ(川)沿いのチベット的な荒涼とした風景を見にまた行きたいなあ、という思いがふつふつと湧いてきたのだった。


しかし、そのためにはチェンマイでもっと足腰を鍛えておかなければ......(^^;






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