2018/09/20

以前住んでいた家の隣にいて、今でもお付き合いのあるお姉さん(小学生の子供が2人いるがおばさんと呼ぶにはまだ若い年齢)から電話があり「新築祝いをするから来てください」という。


新築祝いに招かれるのはこれが初めてではなく、2年ほど前に参加した時の様子はこのブログにもアップしているのだが、この新築祝いにはぜひ参加したいと思った。


というのも、このお姉さんは中国出身のタイヤイ(シャン族)で、もしかしたらタイヤイ(シャン族)式の新築祝いが見れるかもしれない、と思ったからだ。


招待状もある、というので、市内に出たついで電話をして受け取りに行った。




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こんな感じの招待状だった

チェンマイの新築祝いの招待状




中央に大きく「新築祝いのタムブン儀式」と書かれている。


場所を見たらチェンマイの東隣の街のサンカムペーン郡、そしてムーバーン(もともとは「村」という意味なのだが、今では新興分譲住宅街のこともこう呼ぶ)の名前が書かれている。


サンカムペーンと言ってもいささか広く、近年は比較的高級なムーバーンが次から次へと開発されており名前をみてもどこだか見当もつかないため、場所を細かく確認しようとしたら「あなたも知ってる***が来るのに足がないから、車で一緒に乗せてきてちょうだい。彼女が場所は知ってるから」と言う。


どうせ1人で行っても2人で行っても車を出すことには変わりないし、ナビゲーターがいたほうが楽なので、もちろんOKだ。


するとお姉さんは「儀式は朝の9時、パーティーは17時からあるので、両方参加するのよ」と強く念を押されてしまった。


招待状を見たら、儀式は正確には「9時9分 僧侶による儀式」と書かれていた。


タイでは、9はガオと読むがこれは「歩く・進む」のガーオと発音が近いので吉祥数字とされ、新築や結婚などの祝い事の儀式は、たいてい9時9分(こだわる人は9秒まで刻む)に始められる。


このブログではシステムの都合上タイ語が表示できないので、何かわかりずらいけど(^^;


ともあれ、当日はその知り合いをピックアップして、新築祝いの会場へと向かう。


行ってみると、確かにサンカムペーン郡ではあったが、場所的にはサーという紙を使った傘などの工芸品で有名なボーサーンの南と言ったほうが近かった。




やはり、結構高級そうなムーバーン(新興分譲住宅街)だ

チェンマイ東部郊外の新興住宅街(ムーバーン)の様子




お姉さんの家

チェンマイ東部郊外の新興住宅街(ムーバーン)の家




土地は70-80坪といったところだろうか、部屋は正確に数えてはいないが6部屋くらいあったと思う。


「いったい、いくらくらいするのだろう?」と思い、知り合いに聞いてみたら「たぶん300万THB(約1,040万JPY)をちょっと下回るくらいじゃないかな」という。


結構いい値段である。


旦那さんのことも知っているが、たぶんタイヤイ(シャン族)ではなく、大きなピックアップトラックに乗っているが日中は家にいることも多く、「何の仕事しているのだろう?」とは思っていたのだが、こんな家を買える(ローンだとは思うが)ほど稼いでいたんだ、とちょっとびっくりした。


外から家を眺めていたら、お姉さんが中に招き入れてくれた。




1階を入った広い部屋で儀式をやるようだ

チェンマイの新築祝い儀式の行われる部屋




ちょっと早く着きすぎたようで「朝ご飯があるから食べてちょうだい」と言われたのでごちそうになることにする。




出たーっ、ノムセン・ナムギヨウだ!

チェンマイの新築祝い儀式の前の食事


チェンマイの新築祝い儀式で出たスープ


チェンマイの新築祝いで出たカノムチン・ナムギヨウ




ノムセンはカムムアン(チェンマイ語)でカノムチン(タイ素麺)、ナムギヨウはギヨウという名の花を入れたスープという意味だが、ギヨウはタイヤイ(シャン族)のことも指すらしい。


実際、トゥアナウというタイヤイ(シャン族)の納豆が入っていたりして、それもうなづける。


この日いただいたノムセンは比較的薄味のあっさりしたもので、サラッと食べられた。




で、ノムセンを食べていたら知らない人が「これも食べろ」と持って来てくれた

チェンマイの新築祝いで出た鹿肉




見た目はハンバーグのようだ。


肉はミンチ状になっていて食感がなく、しかもハーブやスパイスが大量に入っているので風味はよくわからないのだが、どうも普通の肉ではない気がする。


その昔、メコン川沿いの遺跡の街チェーンセーンのタラート(市場)の中にある食堂で出された肉料理が、どうも食感が豚や鳥ではなく、かといってカエルとも違うので何の肉か聞いたらネズミだった、ということがあったので、ちょっとイヤな予感がして何の肉か聞いてみた。


そうしたら、持って来てくれた人が両手の人差し指を立てておでこの上に持って来て「クワーン」と言う。


角が生えた動物ということはわかったのだが「クワーン」という単語は聞いたことがない。


スペルを聞いてスマホの辞書アプリで調べたら、何と「鹿」だった。


チェンマイと関わってもうかれこれ30年になるが、鹿肉を食べたのは初めてである。


チェンマイで鹿とか簡単に手に入るのだろうか、と思ったら、今朝早くタキレクから持って来たと言う。


タキレクは、タイ最北の街メーサーイと川をはさんだ対岸にあるビルマ(ミャンマー)側の街だ。


何回かタキレクには行ったことはあるが、少し離れたところはひと気のない山のような場所も多く、そういうところで捕まえたのか、あるいは飼育しているのか......


しかし、毒消しの意味もあるのあろうけど、こんなにスパイスやハーブを投入したら肉の味がわからなくなっちゃうよなあ。


今度、タキレク方面に行くことがあったら、鹿肉料理があるか探してみることにしよう。


そうこうしているうちにいつの間にか坊さんが来ていて、すっかり儀式の準備が整っていた。


葬式とは違うことくらいはわかるのだが、あまり詳しくないので儀式そのものについては書くことがない(^^;


お姉さんの出自であるタイヤイ(シャン族)の様式が混じっているのかもわからないが、儀式に使わている用具とかにはラーンナー独特のものもあるように見受けられたが。







チェンマイの新築祝い儀式の用具


チェンマイの新築祝い儀式のお供え


チェンマイの新築祝い儀式の様子


チェンマイの新築祝い儀式の僧侶


チェンマイの新築祝い儀式の様子


チェンマイの新築祝い儀式の読経




僧侶の読経【動画】




チェンマイの新築祝い儀式でのサイシン


チェンマイの新築祝い儀式のロウソクと線香




儀式が無事に終了すると、まず部屋の中に残ったお坊さんたちに食事がふるまわれ、続いて外の駐車場かテラスのような場所に並べられたテーブルに移動した列席者に食事が出された。




チェンマイの新築祝い儀式の後の食事風景




ということは、さっき自分が食べたノムセン(カノムチン)は、どうやら家族用の賄い飯だったようだ。




これはこれでおいしそうだったのだが、さすがにもう食べられないよ......

チェンマイの新築祝い儀式の後に出された食事




夕方からのパーティーまで時間がたっぷりあるので、自分はこれでいったんおいとまし、また出直すことにした。


≪つづく≫










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