2018/10/07

3年連続で訪れているタイ最北部の標高およそ1,100mの山の中にある小さな村メーサローン。


すでに何回も書いている通り、第2次世界大戦後に勃発した中国共産党との内戦に敗れ中国から敗走してきた段希文将軍率いる国民党93師団第5軍の兵士とその家族によって作られたメーサローンは、行ってみれば中国国民党兵士の落人村だ。


なので、その関係で台湾から寄贈された木で作り始めたお茶が特産品となっている。


村にたどり着く前から周囲の山々は茶畑になり、道路沿いにはお茶屋さんが立ち並んで中には店の前でお茶を乾かしたりしているところもある。


日本に住んでいた時には年に2-3回は台南(台湾)旅行に出かけていたのでそのたびごとに茶葉を買い求めていたのだが、チェンマイに移り住んでしまってからは行く機会がなかなかなく、知り合いのお父さんが年に1度自分のために用意してくれるミャンマーのシャン州の州都チェントゥン産のものとここメーサローンでやはり年1度買い求めるもので淹れたお茶を飲むのがチェンマイでの日常生活の一部になっている。


なので、今回もお茶を買い求めるのだが、いつも行っているのはもともとは当地の事情に詳しいチェンラーイで旅行会社を経営しているお友達に教えていただいた「國琴商店」というところだ。







昼に雲南料理を食べた平平飯店から100mくらいしか離れていない(笑)




店の外観はそっけない感じ

タイ最北部、メーサローンのお茶屋國琴商店の外観




店内は茶葉をはじめさまざまな商品が並んでいる

タイ最北部、メーサローンのお茶屋國琴商店の店内




店に入ると、アマー(台湾語で「おばあちゃん」という意味)が出迎えてくれる。


「帰って来たよー」、「おやおや、久しぶりだね。元気だったかい?」などとあいさつや雑談をかわし、日本からのお土産を渡したりしたら早速聞き茶の開始だ。




タイ最北部、メーサローンのお茶屋國琴商店での聞き茶




まずは3種類のお茶が出される

タイ最北部、メーサローンのお茶屋國琴商店の茶葉




聞茶杯をかぶせた茶杯

タイ最北部、メーサローンのお茶屋國琴商店の茶器




聞き茶で自分が最も好きなのが、この聞茶杯を持ち上げて香りをかぐまでの時間だ。







【動画】メーサローンの「國琴商店」での聞き茶




聞き茶をしながら、アマーとお茶のこと、メーサローンのことなど色々と話をする。


ちなみに、店で一番いいお茶はここメーサローンで作ったものではない。


アマーの話では、メーサローン周辺では長年お茶の栽培を続けた結果土地がやせてしまい、今では上質の茶葉が採れなくなっているらしい。


なので、ミャンマーの山で山岳民族にお茶を作らせてここに運んで来ているとのこと。


メーサローンのお茶についての、知られざる真実である。




そうこうしているうちにお茶うけも出される

タイ最北部、メーサローンのお茶屋國琴商店のお茶うけ




お茶が4種類、5種類と増えていき聞き茶も佳境に入って来た

タイ最北部、メーサローンのお茶屋國琴商店の茶葉


タイ最北部、メーサローンのお茶屋國琴商店の茶葉




前回は10種類近くを聞き茶して途中から味も香りもわけがわからなくなり、お茶うけもパクついたものだからお腹もいっぱいになってしまい、雲南麺のランチしか食べられなくなってしまったのだが、今回はその反省(?)を活かして先に食事を済ませ、聞き茶する種類もここで打ち止めにした。


アマーに「お腹がいっぱいだよ」と話すと、「じゃあお茶以外にこういうものを試してみる?」と言って、店の中から何やら出してきてくれた。




薬草酒やハチミツのたぐいだ

タイ最北部、メーサローンのお茶屋國琴商店の薬草酒とハチミツ




ハチミツは、半分以上白濁している

タイ最北部、メーサローンのお茶屋國琴商店のハチミツ




タイ北部では、国道沿いでこのようなハチミツの瓶を並べて売っている露店をしばしば見かけるが、大量に混ぜ物をしていたりしていることが多く、時には健康被害に遭う人が出たりしてよくニュースになっている。


アマーの店でも、ハチミツ100%のものとそうでないものと2種類を売っていて、値段がぜんぜん違う。


両方、試飲(試食)させてもらったが、味もまったく別物だった。




薬用酒も手作り感満載

タイ最北部、メーサローンのお茶屋國琴商店の薬草酒




虎のイラストが描かれ、漢字で「虎骨薬酒」と書かれているが、虎の骨は絶対に入っていないと思うぞ。


メーサローンで作っているらしいが、なぜか電話番号がただの6ケタだし......



今回も、茶葉を大量に買った上にアマーから「これを持って行きなさい」とおまけのお茶までいただいてしまった。


「来年も来るから、それまで身体に気をつけて元気でいてね」と別れの挨拶をして店の前に停めていた車に乗り込んでメーサローンの山を下りたのだった。


年に一度しか会わないアマーだけど、別れる時にはいつも悲しくて涙が出そうになるのはなぜだろうか......






自分はこの2冊で中国茶について学びました





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